小学校5年生の三男との二人旅。
多感なティーンエイジャーの入り口にいる彼の視点を借りながら、私自身も多様な価値観に触れ新しい発見をしにシンガポールとマレーシアを旅しました。
Diversity & Inclusionがテーマの今回は、多様な文化が混在し、新しい文化が生まれているシンガポールとマレーシアをチョイス。
日本との時差は一時間、移動時間も7時間程度と体への負担も少なく、思う存分旅を楽しむことができます。
まずは、クアラルンプール経由でシンガポールへ。
数日間で徒歩、バス、電車を駆使して色々なところを回りました。
多様な文化を感じられるシンガポール。
街のあちこちで炊かれているお香やレストランから流れる香辛料、そして、人の匂い。
時々は匂いを楽しみながら、
時々は口呼吸しながら、街を歩いていました。
リトルインディアにあるヒンドゥ教の寺院、スリ・ヴィーラマカリアマンでは、迫力と敬虔に祈る人々にちょっと後退り。信徒ではない自分がいてはいけない場所と感じたようで、かなり遠慮がちでした。
一方のアラブストリートは混沌としていたリトルインディアとは異なり、人もすくなく、匂いも普通。イスラム教の大きな寺院であるスルタンモスクは観光地化されていて、ガイドのお兄さんが日本語で書かれたフリップを見せながら英語で丁寧に説明してくれました。
肌の露出は控えめで行ったのですが、それでも女性はこのようなガウン、男性も腰から下に布を巻くように勧められていました。
イギリスの資本が入っており、外観はモスクだけれど、内部はアイルランドの様式が取り入れられているそう。木曜日でしたが、お祈りに訪れている人も多くいました。金曜日になると、礼拝に訪れる人で満杯になるそうです。
「リトルインディアはインドと中国と、色々とぐちゃぐちゃだったけど、ここは中国だけだね。じいじの家の匂い(お香)がする。」
「ジブリに出てきそう。」
いくつかの街を見て、違いを感じたようです。
このフワッフワのかき氷がとても気に入ったよう。歩き疲れた体には最高の癒しでした。
他にも、マレーの文化と中国の文化が融合したカトン、ホテルがあるブギス周辺、あちこちをブラブラと周りましたが、とにかく、一つの街の中に人種や宗教、文化が混在。
そこに暮らす人々も話している言葉も話せる言葉のレベルも本当に様々。
当たり前ですが、日本ともアメリカとも違う全く別の「世界」があり、それぞれが「違うことを大切にしたい」という気持ちも感じました。