【 BEYOND MALAYSIA Letter Vol.5】ペナンのお正月は4回!?

マレーシア・ペナン在住のMangoさんからのお便り”BEYOND MALAYSIA Letter”。
今回はヒンドゥのお正月。マレーシアではマレー系・インド系・中華系に加えて、西洋のNew Yearも入れると、なんと1年に4回もお正月があるそう。違う民族の行事でもお互いにお祝いするそうです。

文化が違っても一緒に祝う!私がペナンを訪れたときもインドネシアのお祭りがあり、宗教や民族問わずフリーフードが振る舞われ、みんなでお祝いしていました。

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11月6日はDeepavali(ディパバリ)で祝日だったマレーシア。インド北部ではDiwali(ディワリ)とも呼ばれ、世界中のヒンドゥ教徒が祝う大切な宗教行事です。ヒンドゥ教徒にとってはお正月の様な位置付けで、新しい服を準備し、ギフトを交換し合い、お部屋を綺麗にしてその日を迎えます。

↑この時期、着色したお米で描いた「Rangoli(ランゴリ)」と呼ばれる美しい絵が、ショッピングモール等に飾られます。下絵に沿って色付きのお米を配置する、という地道な作業。長時間かけて作られたRangoli、うっとり見惚れるほどに美しいのです。

人種や宗教に関係なく、全生徒がインド系の民族衣装を来て登校し、Deepavaliに関連するクラフトやダンスをしたり、インドのお菓子を食べてお祝いします。こちらは、息子の通うインターナショナルスクールでの様子。↓

St. Christopher International Primary School Facebookより

衣装は強制ではなく、着たくない生徒は制服で登校もOKです。


St. Christopher International Primary School Facebookより

もちろん先生も民族衣装です。インターナショナルスクールの先生や職員たち、イベントやダンスなどいつもノリが良くて本気度高し!女性はSari(サリー)Salwa(サルワ)、男性はKurta(クルタ)等、インドの民族衣装は光沢のある生地やラインストーン等を使っていてどれも豪華。↓

St. Christopher International Primary School Facebookより

マレー系・インド系・中華系に加えて、西洋のNew Yearも入れると、なんと1年に4回もお正月が訪れるマレーシア!違う民族の行事でもお互いに祝福の声を掛け合います。先日も、中華系の住民がインド系ファミリーに「Happy Deepavali!」と声をかける場面に遭遇し、まさにこの国の「多様性」を表す光景だなぁ、と嬉しい気持ちになったのでした。

WhatsApp(LINEの様なチャットアプリ)では、こんなメッセージ付きの画像もたくさんシェアされてきます。幸せのおすそ分けが年に4回(実際はもっと!)もらえるペナンです。

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Mango さんが運営するBEYOND MALAYSIA では、インターナショナルスクールや他の様々なスクールの視察ツアーも行っています。ご興味のある方は是非!

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