【 BEYOND MALAYSIA Letter Vol.3】マレーシアのお盆?ハングリーゴーストフェスティバル

マレーシア・ペナン在住のMangoさんからのお便り”BEYOND MALAYSIA Letter”。
今回はマレーシアの面白いお祭りのご紹介。

実は、先月マレーシアに行った際、飛行機の中で映画Remember Meを観て涙した私。
この夏は実家のある九州に帰り心を込めてお墓参りをしてきました。

さて、マレーシアのお盆はどんな感じなのでしょうか。

サマープログラムの報告もとーっても素敵です。
「子どもの感覚はいつだって正しい!!!」
と、Mangoさんが吠えていらっしゃいます。

あわせて是非ご一読ください。
==================

7〜8月のホリデープログラム受け入れの生徒さんが全員帰国し、ホッと一息のペナンからお便りです。
プログラムのご報告、ぜひご覧ください

毎年8月は祭事・行事の多いマレーシア。
中華系住民の多いペナンでは、現在「ハングリーゴーストフェスティバル」の真っ最中です。2018年は8月11日〜9月9日が「ゴーストマンス」となり、あの世への門が開いて霊が食べ物を探して彷徨い歩く期間とされています。日本のお盆と同じですね。期間中は、霊を鎮めるための食べ物や、高さ160cmほどの巨大線香が島内各所に供えられています。


【写真:フードコートに設けられたお供え台】

面白いのが、この期間の決まりごと。
・夜間は出歩かない
・海やプールなど水際に近づかない
・大きな変化を避ける(結婚、車や家を買う、転職、引越など)
・お酒は控える
などなど…どれも、悪霊に取り憑かれたりあの世へ連れていかれない様に、という言い伝えです。



【写真:お金に見立てて丸められた紙、お供えの横で燃やします】

改めて文章にするとなんだか怖そうな1ヶ月間ですが(笑)お供えや巨大線香の色がカラフルだし、夜間は霊を楽しませる為のチャイニーズオペラやパペットショーが行われ、街はとても華やかですよ!


【写真:チャイニーズオペラ】

これ、一列目は座ったらダメなんですって。なぜならそこは霊の指定席だから!

ペナンに住んでいると「中国大陸から伝わった日本行事のルーツ」的なものが見られ、なるほどーと思うことが多いです。海を渡って母国の伝統が引き継がれている様子も興味深いです。

そして8月31日は、もう一つの大切な行事「マレーシア独立記念日」。この日は祝日で、国をあげての祝賀行事が開催されます。1ヶ月以上も前から街中にはマレーシア国旗が溢れています!


【写真:モール、コンドミニアム、空港、に掲げられた国旗】

国旗は、公共施設はもちろん店先や住宅街など、国民が自主的に掲げています。スーパーやモールなどで大小様々な国旗が販売されているんです。


【写真:車に国旗を掲げて走る人も】

車やバイクに小さな国旗をなびかせて走る人もたくさん!

毎年この時期は、自信をもって国旗を掲げられるマレーシア国民が眩しい……様々な歴史背景から「自分たちで作り上げた国」と感じている国民が多い様に思います。日本との様々な違いから、在住7年目の今も日々新しい発見があります。